いよいよ来週は、学芸会です。先週の放課後、残って学芸会の練習をしている学級を回ってみました。一人ひとりの言葉や朗読がはっきりといえるようになっており、長いセリフもよく覚えています。気持ちをこめた音読に頑張る生徒達、劇を取り入れた場面では、登場人物のせりふに動きが加わり、楽しさが増した学級等、様々です。
今年の学芸会も群読を主体とした国語教育の学習発表の場です。群読は、日本語力を高めます。日本の学校現場でよく指摘されてきたことの一つに「読む力が衰えてきた」ことがあげられていました。気づくのは、声の小ささ、弱さでした。言葉に詰まる、読めない漢字が出てくる、国語力を必要とする補習校にあっても同じく、克服する課題です。「声に出してしっかり読む」ためには、群読が必要です。群読は、集団で読む中で一人ひとりの子どもの力を引き出そうとするものです。一人では、声を出すのが恥ずかしいが集団の中で声がしっかりと出せるようになるのです。
全校朝礼での校長の話として、学芸会の群読では、声を「はっきり」「元気よく」「気持ちをこめて」が大切だと呼びかけ、群読のCD「あいうえお・ん」を聞かせました。一人読みと集団の読みのはっきりした声、リズミカルなテンポ、・・・「~マミムメモ」とくちずさむ子ども達も出てきました。
学芸会の群読表現を通して一人ひとりが、
① 声を出し合い、聞き合い、響き合う楽しさを知ることができる。
② 分担して読む中で、自分なりに工夫することで表現力が向上する。
③ 絵を描いたり、小道具を準備したりする過程は楽しさが増し、自己表現力を豊かにする。
④ 友達との共通点や良さを見つけ、仲間意識が向上するとともに、学級が楽しくなる。
学芸会の練習を通してこのような力を付け、発表することで日本語力がしっかりと身についてくれればと思います。恥ずかしがらず、堂々と発表を。頑張れ!来週の学芸会が楽しみです。