| 21年度 マイアミ補習校: MIAMI HOSHUKO INC. 2009.6.13 | |
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補習校だより No.10 (文責 大抜) |
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国語の表現 雨の音って どんな音?
雷鳴が響き渡り、激しい雨が一時降りしきっても、すぐの青空に戻り、カッと照りつける太陽、私も初めて経験するマイアミの雨季の空。6月といえば、日本は梅雨の季節、「今頃は、毎日が雨の天気。しとしと降っている雨。どんより曇った空」を思い出します。マイアミで暮らしている子ども達には、日本の梅雨は理解できるのかな。この生活感覚の違いを、天気の違いと結び付けて、全校朝礼で取り上げてみました。
梅雨の説明で私の頭にまず浮かんだのは、色とりどりの傘をさし、中には長靴を履いている子ども達が集団でやってくる日本の登校風景でした(現地校に車やスクールバスで通っている子ども達には分かるだろうか)。そして、てるてる坊主(「明日天気にな~れ」の日本の風習は知っているだろうか)。さらに、梅雨を語るなら、田植えの話(米が主食の日本人。「一粒のお米も残さないで」と親からお百姓さんの苦労を教えられた世代なら、ぴ~んとくるお米の大切さを、ここで暮らす子ども達に伝わるのだろうか) あれやこれやと考えます。
なかでも、もっとも頭を悩ましたのが、日本の梅雨を伝える言葉でした。マイアミの雨はザーと降る、日本の梅雨の雨はしとしと降るといいたいのですが、この「しとしと」の表現をどう話したら分かるのか、頭の痛いところでした。「スピーチをするときは、言葉をよく選んで言えるようになるといいね」と日本の子ども達に教育してきた私も脱帽です。まして、国語力を大事にしている補習校です。「しとしとと長雨が続く」の感覚は、暮らしてみて分かる日常感覚ですが、どのように伝えれば、いいのか。国語の時間、松尾芭蕉の「静けさや 岩に染み入る蝉の声」の俳句で、「染み入る」を理解するようなものです。結局は、マイアミに暮らす子ども達には、マイアミと日本の雨の降り方が違うと理解してもらえれば十分だと思い直しました。そんな気持ちで、さらっと流して、話を続けました。
よく話を聞いてくれていた子供達は、案の定、私の手製のてるてる坊主を紹介したとき、歓声があがりました。知っている子も多くいました。日本の家庭では、いまだに根強く、続いていますし、日本の学校でも時折 「明日が遠足という日」など学級でてるてる坊主を作っています。
子どもたちが異文化に囲まれて暮らしているからこそ、違いを理解し、わが国の風土や文化・風習が身近になるよう私も、全校朝礼での話を通して、今後も子ども達に語りたいと思います。
現地校も終了し、補習校もあと2回の登校日を終えると、長期の夏休みに入ります。新型インフルエンザは治まってはいません。体調管理と手洗いやうがいの予防を徹底するよう お願いします。熱がある場合など、体調不良での無理な登校は絶対にお辞めください